先日、信頼するカイロプラクターが
「自分は、個人的にたぶん正しいと思うことでも、
科学的に証明されていることやエビデンスのあること以外は
お客さんに伝えないようにしています」
っていう意味のことを言いました。
私の中では
「うらやましいー」
という思いと
「それを言ってたら、私の仕事はできないわー」
という二つの声が・・・。
「うらやましいー」というのは
筋肉や神経については盛んに研究されていて
彼のように、（彼はすごい技術を持ったスーパーウルトラカイロプラクターなのですが）
「科学的根拠やエビデンスがあることだけ」しか伝えなくても
それで十二分な成果を上げられるからです。
私はレイキをお伝えしているんですが
レイキって、どうして効果があるのか
どういうメカニズムで身体や精神に作用するのか
まだまだよくわかっていないのですね。
日本でより特に欧米でよく知られていて
スタンフォード大学をはじめ
いろいろな研究機関で
レイキのメカニズムについて
研究もされているのですが
まだわかっていません。
大正時代にレイキヒーリングを創始した臼井甕男氏も
「自分にも、どうしてかはわからないけれども
将来きっと科学的にも解明されるでしょう」
という意味のことを言っておられます。
それでも
やはり世界各国で
効果が認められているから
メカニズムは未解明だけれども
活用されているんですね。
私も初めは半信半疑だったレイキで
肩の痛みが一瞬でおさまった体験があるし
精神的にも良いことは経験済みなので
その効果は疑っていないのですが
メカニズムが解明されるまで待っていたら
レイキは使われないことになってしまいます。
私も「科学的に」説明できればしたいですよ。
この世界は、目に見えるものと、目に見えないものでできていて
むしろ、目に見えないものの方がほとんどだってことはわかっているんですが
より多くの人に、レイキをはじめ
目に見えない世界に目を向けてもらうためには
科学的説明とかエビデンスって
やっぱり有効だと思うから。
私がレイキを知ったのは２５年以上も前ですが
興味はあったけれどもずっと受けませんでした。
「霊氣」っていう言葉があまりにも怪しげに思えました。
その効果を体感してからも
仕事にするにはちょっと二の足を踏んでいました。
私も、そのカイロプラクターのように
できれば、科学的にも説明が容易なことをやりたかったんです。
でもですね
私の師匠がこう言ったんです。
「自分にも、なんでレイキが効果あるのかわからんねん。
でもさ、レイキって大正時代に日本で生まれて
ハワイに伝わってアメリカで広がって
ヨーロッパやアジア、世界中に広がって
また日本に帰ってきたんやで。
世界中で使われて、効果を上げてるんやで。
証明できなくても、膨大な経験値があるんやで。
もし、「気のせい」とか「プラシーボ効果」とか
ただそれだけのもんやったら
もうとっくの昔に消えてしまってるよ。そう思えへん？」
妙に納得しました。
疑えないほどの経験値はあるけれども
科学が追い付いていないだけなんですね。
レイキは「非科学」なんでなくて
「未科学」なんですね。
人間の身体の細胞は３７兆個とか６０兆個とか言われていますが
それが、お互いにどんなふうに関わり合って
どんなふうに仕事をしてくれているのか
まだまだわかっていないことのほうが多いですね。
でも、解明されようがされまいが
身体は一生涯、ずっとその人のために働き続けてくれていますね。
どうして効果があるのかわからない、
それでもずっと効果を発揮してくれるレイキを
もっと広めていければいいなと思います。
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