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ピンチに陥っても、必ず助けは来る

 

コロナの影響は各方面に及び、

経済的にピンチに陥っている方も多いと聞きます。

 

そう言う私も、先日の大きなお仕事が延期になってしまい

いつできるかもわからず、影響を感じています。

 

「未曾有の」「100年に一度の」などという昨今の言葉を耳にするにつけ

2008年の「リーマンショック」を思い出さずにはいられません。

 

あの時も、そんな言葉が毎日のように聞かれました。

 

 

そして、私はリーマンショックで大打撃を被った一人です。

 

 

あのころは、借金も作ってしまい、

毎日、どうやって生活費をまかなおうか

どうやってお金を返そうかと

気の休まる暇もありませんでした。

 

でも後から思うと、あれは

 

 

「あの経験があって、良かったーーー」

「あれがあったからこそ、今があるんだー」

「あれがなかった人生なんて、考えられない」

 

という位、貴重な体験だったのです。

 

ちょっと長くなりますが

良ければ読んでみてくださいね。

 


  

私は、当時ロルフィングという整体の一種を学びたいと思っていました。

以前にボディサイコセラピーを学んでいたけれども

精神的に自分が追い詰められてしまい

それでも何か、自分も他人をも解放できるようなことをしたいと考えていました。

(そのあたりの話に興味を持ってくだった方はこちらをクリックしてくださいね)

 

 

ロルフィングを受けて、「これが自分の求めていたものだ!」と思い

自分もロルファー(ロルフィングのプラクティショナー)を目指そうとしたのですが

当時は、アメリカへ行かないと勉強できず、

またユニットも3つに分かれていて、その受講期間も一定期間あけないといけなくて

 

英語力

学費

渡航費

滞在費

学習期間中の生活費、他

 

を考えると、とても手が出せませんでした。

 

 

その時、ちょうど飛び込んで来たのは

「日本初のロルフィング講座開催!」

のお知らせでした。

 

 

しかも、なんと、東京でなく、京都で!だったのです。

 

だいたい、こういう場合、東京で開催されることが多いように思うのですが

企画したロルファーの方が京都在住だったからでしょうか。

今後は、東京で開催されることがあっても

関西ではもうないでしょう、と言われていました。

 

 

学費は

ユニット1(6週間) 60万円

ユニット2(8週間) 90万円

ユニット3(8週間) 90万円

 

ユニット間の間隔は半年程度だったので

1年半程度はかかり、正社員だった会社を辞める必要があり

一人暮らしの私は、その間の生活費や学費を考えると

何とかぎりぎりで、ユニット2までの資金しかなかったのですが

次回を待っていても東京開催なら、更に交通費、滞在費がふくらむわけで

このチャンスを逃すという選択肢は、その時の私にはありませんでした。

 

 

「資金が尽きても、その時はその時!なんとかする!」

 

 

そう思って飛び込んだものの

学費の払い込み期限は決まっているし、

ロルフィング学習中はフルタイムで働けないし、

 

さて、どうやって資金を作ったらいいかわからず

勉強しながらもいつも頭のどこかで、

「ああでもない、こうでもない」

と資金作りの方法を考えていました。

 

 

そこで、思いついたのが

 

「株式の短期売買」

 

だったのです!

 

 

以前に会社の人に勧められて、株を買ってみたことはありましたが

損ばかりしたし、投資には勉強も精神力も決断力も実行力も必要だと悟りました。

自分のエネルギーは他のことに使いたいと思って

もう、株は持っていませんでした。

 

 

リーマンショック前に、アメリカのサブプライムローン危機があり

株価は暴落していました。

 

 

「ここまで落ちたらまた大きく反発する、

買うなら今!」

 

というもくろみ。

 

「あ・さ・は・か」ですねーーーー。。。

 

 

今ならそう思いますけれども

短期間にお金を作れる方法が他に思い当たらず

買った株が更に大暴落!

 

ユニット3どころか

ユニット2の資金まで失いました。

 

ユニット1とユニット2の間の半年間

運良く、時給の高い仕事に就けて

残業しまくり、なりふり構わずがんばりましたが

それでも、資金を作るには到底至らず。。。

最後の手段と、親に借金を申し込みましたが、断られ。。。

 

 

それでも、あきらめ切れない私は

主催者のロルファーさんに、足りない分35万円を借りて

ユニット2に参加しました。

 

もう「ゴリ押し」ですねーー。

 

ユニット2まで終えておいたら

ユニット3は、アメリカへ一回行くだけだから

また働いて出直すこともできる!

 

ユニット2に行かないで、ここで引き下がってしまったら

もう、ロルファーになれない!

今までやってきたこと、すべて無駄になる!

 

とばかり、

もう、意地で進んでしまったんですねー。

 

ユニット2の勉強中は

家財道具を全部売って、友達のガレージに

テントを張って生活しようかとか

そうしたら家賃が浮くし、いくらかのお金が入るので

どうにかなるんじゃないか、とか

 

本気で考えてたりもしたんですねー。

実行しませんでしたが・・・

 

 

なんとかユニット2まで終えたものの

35万円はすぐに返さないといけなくて

でも、やっぱりそんなお金はどこにもなく、

カードローンで借りるしかない、と腹をくくりました。

 

カードローンで借りたら、利子が膨らんで

更に傷口を大きくすることは予想していたけれども

他にどうすることもできず。。。

 

そんな時、現れたのですねー、助け舟が!

 

 

私の窮状を気にかけてくれていた友達が、いたんですね。

 

「ね、〇〇さんに返すお金どうするの?」

と聞いてくるので、

カードローンで返すって話をしたら、彼女の言うことが

 

「あかん!そんなことしたらあんたは破滅や!

私には、そんなお金ないけど

うちのお母さんにあんたの話したら

無利子、無期限でお金貸したるから、一回連れてきいって言われてん!

とにかく、一回うちへきいや!」

 

言われるまま、彼女の家に行ったら

お母さまが、35万円を用意してくださっていて

「あんたは、やりたいことやろうと思ってがんばったんやな。

私はそういう人、応援したいねん。

ま、ぼちぼち返してくれたらええわ」

と快く貸してくださいました。

 

どんなに、ありがたかったか。。。

 

そのお金を主催者さんに返して、ホッと一息。

 

とにかく、生活費を稼ぐことが次の最重要課題でしたが

リーマンショックで雇用情勢にも暗い話ばかり聞く中で

数日後には長期の派遣の仕事があっさり見つかりました。

 

どんなに、ほっとしたか。。。

 

派遣会社の人には

「杉浦さんは、めちゃ運がいいんですよ、

今、長期の仕事に就ける人なんて10人に1人もいないんですからね!」

と、言われました。

 

 

小舟に乗って、荒波に翻弄されながら、大海を一年余り漂流してきて

やっとこさと、小さな島にたどり着いた。。。

 

そんな思いでした。

 

とにかく、生活を切り詰めて

交際費とか、衣服代とか、「不要不急の」経費は極限まで抑えて

毎月2万円か3万円ずつ、友達のお母さまにお金を返していきました。

 

 

単に挫折しただけでは、救いがないと思ったので

今後の自分に希望をつなぎたくて

かつてないほどがんばって、英語の勉強をしました。

 

結局、そのおかげで3年あまりで

翻訳会社に就職することができました。

 

そしてそのころ、不思議ないきさつで

あり得ない方法で

 

約20万円の臨時収入が入ってきました。

 

その後結局、ずっと自分のやりたかった仕事を

自分を解放して自由に生きるための仕事、

つまり今やっているレイキを仕事にすることができました。

 

この一連の出来事から学んだことは

ほんとにたくさんあり

今日、このブログだけでは書き切れないのですが、

 

大きな学びの一つは

 

ピンチに陥っても、必ず助けは来る!!

 

ってことなんです。


 

 

 

 

 

 

 

「16億円の借金を返しました!」

なんていう人もいますから

35万円なんて、スケール感に乏しい話なんでしょうけれど

 当時の私にとっては大きなお金でした。

 

私に世話してくれた友達は

長く付き合ってきた友達というわけではなく

ロルフィングで知り合った、新しい友達でした。

友達になったばかりだったのですが

思いがけず、助けてくれたのです。

 

友達のお母さんは

会ったこともない私に

35万円を無利子・無期限で気持ち良く、貸してくれたのです。

 

派遣の仕事も、ユニット2を終えて数日で

見つけることができました。

しかも時間的にも余裕があり、働きやすい職場だったので

空いた時間を、英語の勉強にも当てやすく

3年間、本当にお世話になりました。

 

「こんなこと、あり得んでしょー」という位

考えられないような経緯で入ってきた20万円には

人智を超えた、大きな存在に助けられている、と感じました。

 

 

私は

本当にたくさんの人に

目に見えない大きな力に

たくさん、たくさん助けられたのです。

 

 

それをはっきりと目の当たりにし、

疑いようもなく感じられたことも

この経験の大きな学びでした。

 

「あなたは運がいいのよー

みんな、そんなにうまくはいかないわよー」

 

って思うかもしれません。

 

 

でもね、

どんな人も、肉体を持ってこの地球で生きている部分だけが

全てではないんですよね。

 

どんな人も、意識はしてなくても、ハイアーセルフと本当は一体で

ハイアーセルフは宇宙とつながっているというか

大いなる存在そのものですから

宇宙に見守られていない人、助けられていない人なんて

ただの一人もいないんですよね。

 

人が地球に生まれてくる時は例外なく

人生の目的、役割、課題などを決めて生まれてくると言われています。

そのために必要な出来事も、だいたい決まっているんですね。

 

様々な経験をしながら、それを果たせるように

ハイアーセルフも、ガイドも

目に見えないたくさんの存在が

片時もその人から目を離さずに

あの手この手で助けようと、力を尽くしてくれているんですね。

 

これはファンタジーや、絵空事ではなく

とてもリアルなことなんですよ。

 

意識するにせよ、意識しないにせよ。

信じるにせよ、信じないにせよ。

それは関係なく、ね。

 

激流にもまれている時は信じられなくても

大海に漂っている時は、海に投げ出されないようにしがみついているだけで必死でも

まさに私がそうだったんですが

後から思うと

 

あの経験があって本当に良かったーーーーーー💕

 

って思うことが、ほとんどだと思うんですね😊

 

まさに、

 

「だいじょうぶだぁーーーーー💪」

 

なんですよ。

 

 

「ピンチの後にはチャンスが来る!」

「怪我の功名」

「人間万事塞翁が馬」

「夜明け前が一番暗い」

とか、いろんな言葉がありますけれど

ちょっとでも「ホッ」とできる時間を持って、過ごせるといいですね。

 

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