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無理に感謝しなくていい。体に意識を向けてみて。

 

「感謝しなさい」ってこと、よく言われますね。

前回もちょっと書きましたが、

家庭や学校でもそう教えられるし、

自己啓発や成功法でも、感謝の効用についてはよく書かれています。

 

 

感謝する対象がないと思っても、心が伴っていなくても

言葉だけでいいから

ひたすら「ありがとう」を一日何千回も言うと、人生変わる!

という本も、何種類も見たことがあります。

 

 

口先だけであっても

言葉の波動が細胞を浄化していく、ということは否定しませんし

「ありがとう」を繰り返しているうちに

思考が感謝することを探し始める、という効果もあると思います。

 

 

「ありがとう」という言葉を自分で聞いているうちに

脳が「何がそんなにありがたいんやろ?」と

「感謝するタネ」「ありがたがるに足るネタ」を

探し始めるんですね。

 

 

結局は、幸せになればそれでいいので

こういうやり方が好きな人、ピンとくる人は

やられるといいと思います。

 

 

私もやってみたことはありますが

個人的には、好きになれませんでした。

飽きてしまいました。

自分に無理強いする感じもあって、どうも好きになれませんでした。

 

 

レイキを始めてからは

ごく自然に、感謝の念が湧いてくる、ということが

日常になりましたが、当時は

感謝することを一所懸命探して

努力して、感謝していました。

 

 

そんな時に、心から納得できたのは

「自分の体が自分にしてくれていること」

でした。

 

 

体には約60兆個の細胞があり

その細胞が、死と再生を繰り返しながら

お互い連携し合い、協力し合いながら

片時も休むことなく

自分を生かそうとしてくれているのです。

 

 

今世、地球で生きている間は

この肉体に乗っていないと

やりたいこと、やるべきことをやって

人生を全うすることができないわけです。

 

 

でも

ほとんどの人は

いちいち自分の体に「ありがとう」と

話しかけることはありませんね。

 

 

せっせと尽くしている相手に

一度も感謝されることなく

死を迎えることすらあるのに

文句も言わずに、ずっと働き続け、尽くしてくれているのです。

 

 

病気があっても

痛めているところがあっても

そこも含めて、できる限り補い合い、協力しあってくれているから

今、生きていられるわけですね。

 

大病を抱えていても

何パーセントかは病んでいたとしても

他の大部分は元気で毎日、毎分毎秒、働いてくれているんですね。

 

 

自分を生かしてくれている

一番身近な大親友は

自分の体なんですね。

 

 

それに気づいた時

ほんとに素直に、感謝の気持ちが湧いてきました。

 

きちんとそれを感じてみたことがなかったなんて

ほんとに、体に申し訳ないことをしていた、

と思いました。

 

 

一日に一回でも

お風呂に入った時でも、眠る前でも

体のあちこちをなでてみてはどうでしょう。

「ありがとう」って気持ちを伝えながら。

 

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