自分の良いところを100個見つけても、本当には自分を愛せない理由

自分を客観的にかつポジティブにとらえ直す方法として

自分のいいところをできるだけたくさん書き出すとか

今までに一番うれしかったことを思い出してみるとか

人から繰り返しよく褒められることを思い起こしてみるとか

そういうことは効果があります。

自分の棚卸、などと言って

客観的に自分をあらたな目で見直す、という作戦で

気づいていなかった自分の長所や特性や才能に気づけます。

私もやりましたし

役に立ってくれたと思います。

今日書くのは

そこより上の段階です。

何ができるからとか、

こんな美点を持っているから自分は素晴らしいのだ、

と認識するのではなく

どんな自分でも肯定し、愛する、

というレベルの話ですので

その前提で読んでくださいね。

「自分の良いところを１００個探しても

  自分を本当に愛せない理由」

ですね。 

 それは

「私にはこんないいところがある、ゆえに私は私を愛することができる」

「私はこんなことを達成してきた、ゆえに私には価値がある」

という思考でいると

自分を愛せない理由、

自分に価値がないと感じてしまう理由も

いくらでも見つかるからですね。

そんな時、誰かがアドバイスしてくれるかもしれません。

「良くないところが見つかっても

今はそこにフォーカスしないようにしましょう。

良いところに意識を向けましょう」

でも、今はフォーカスしないようにしていても

自分には良くないところ、気にいらないところ、

失敗したこと、できないこともたくさんあることを

潜在的に意識してはいるのです。

「あなたには価値がある」

「あなたは素晴らしい」

と誰かが繰り返し、繰り返し

辛抱強く、語りかけてくれたとしても

たくさんの本にそう書いてあっても

あなたは「自分を認められない理由」「自分を愛せない理由」もいくらでも

見つけることができるでしょう。

理由があるから愛するというのなら

自分を愛せる理由を１００個見つけたって

自分を愛せない理由が１個でも見つかったら

愛することができなくなります。

愛する理由があるから愛するのだとしたら

愛せない理由が一つでもあれば

もう愛せないことになってしまいます。

理屈で自己肯定し、自分を愛そうとすると

そうなってしまいます。

無条件に自分肯定したければ

その思考から抜け出さなければいけません。

良いところを探すっていうことは

これは「良い」ことで、あれは「良くない」ことだと判断している

ということが前提になるんですね。

「良い」が存在するためには「良くない」が存在する必要があるんですね。

何を基準にそれを判断しているかというと

今までに知らず知らずのうちに身につけてきた観念とか

思い込み、社会通念、常識などですね。

本来、良いも悪いもないことを

「良い」「悪い」と判断しているのですから

判断するのをやめるといいのですね。

 とは言っても、それはなかなかにむずかしい。。。

一朝一夕にはできませんね。

そこでお勧めするのがレイキです！ということに

やっぱりなるんですけれど

意識を変えるだけでも

かなり変わってくると思います。

つまり

自分がものすごく

ものすごーーーーーく

小さな頭の中の世界で生きている！

ということを意識するだけで

かなり違ってくると思います。

自分が知っていることなんて

こんな大きな宇宙の中の、ちょこっとだけ。

自分の頭で理解できる自分の価値なんて

ほんとにほんとにちょこっとだけなんです

自分の小さな頭で

計り知れない大きな自分を

向こう見ずにも

判断しようとしているんです。

自分にはほんのちょびっとしか

自分のこともわかっていないのに

わかったようなつもりになって

自分のことがダメとか嫌いとか言っているんですね。

例えると

自分は広大な海なのに

ちょっとだけ両手ですくってみた水の中に

魚がいないとか、つまらないとか

嘆いている感覚ですね。